
弁護士になって最初の数年間は、交通事故、とりわけ、事故により高次脳機能障害を発症した被害者の方の損害賠償請求事件に重点的に取り組みました。その後、一旦弁護士を離れて、国税不服審判所という国税庁の機関にて、外部登用の国税審判官として、国税に関する処分についての審査請求(不服申立)について、第三者的立場で審理を担当する機会に恵まれました。
一見、全く異なる分野ではありますが、いずれの分野も、専門的知見に基づく判断を要するという点で共通する部分があります。私は、ともすればブラックボックス化しがちな専門分野の知見について、法律家の視点をもって分析をすることで、妥当な解決を導くよう心がけてきました。また、国税不服審判所での勤務においては、法曹とは異なるパラダイムを有する優秀な国税出身の職員との共同作業により第三者的判断を形成する経験を通じ、社会において、客観的に理解され、認められる主張立証とはどのようなものかを省みる機会を得ました。
経歴 | 昭和60年札幌市生まれ |
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所属団体 | 札幌弁護士会 公害対策・環境保全委員会、札幌弁護士会 業務改革推進・業務広告調査委員会 |
取扱分野 | 交通事故(特に高次脳機能障害の発症による損害賠償請求)、税務、金融商品、家族信託、遺言書作成 |